TKC「会計で会社を強くする」
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経営を支える資金繰り 未曽有の危機に立ち向かう独立系居酒屋の奮闘
コロナショックに克つ
過去に例を見ない大惨事となりつつあるコロナショック。巷には「対応のしようがない」との声も聞かれるが、ベストを尽くしながら前を向けばきっと突破口が見えてくると信じたい。中小企業生き残りのヒントを探る。
「必ず復活します。七転び八起きですよ」
こう力強く語るのは、海鮮居酒屋を首都圏に6店舗展開するFGH商事の山田太郎社長(仮名)。コロナショックによる緊急事態宣言発令で、取材の数
「売上高が7割減。このままでは・・・」積極的な財務情報の開示が奏功し融資金額を当初の2倍に
兵庫県に本社を置くA社の売り上げは、新型コロナウイルスの影響で前年対比7割減という状況に。津田弘一顧問税理士のアドバイスに従って金融機関に融資を申し込んだところ、当初想定していた金額の2倍を借り入れることに成功した。それは、津田税理士の指導のもと、積極的に財務情報を開示していた姿勢が評価されてのことだった。
〈社長の声〉
「先生どうしましょう。このままだと会社がつぶれるかもしれない……」。これは
「創業して6年。これからという時に・・・」顧問税理士との二人三脚でコロナ禍のピンチを乗り越える
富山県で造園業を営むA社も、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた。経営状況が悪化し、資金繰りに窮する中で、メインバンクの信用金庫が支援体制を崩さずにいてくれたのは、税理士法人ホライズンの指導のもと、業績管理にしっかり取り組んできたことが高く評価されていたからだった――。
〈社長の声〉
造園業の会社を創業してから早いもので6期目(12月決算法人)を迎えました。創業当初は、顧客の新規開拓
「営業力を強化した直後にコロナ危機が襲う・・・」財務データの公開でスムーズに融資審査が進行
脱サラして不動産販売・仲介を手掛ける会社を立ち上げてから3年目。コロナ禍が突如、襲いかかった。そんな危機的状況の中で頼りにしたのが、岩井雅志税理士事務所だった。金融機関からスピーディーに融資を引き出せたのには、ある理由があった――。
〈社長の声〉
30代の私が脱サラして3年前に立ち上げたのが、不動産販売・仲介業を手掛ける当社です。営業マン時代に培った人脈と行動力で1期目、2期目と黒字決算を達成し