「会計事務所によって業務内容がこんなに違うのか・・・」会計事務所の経営助言で コロナ禍中の悩みが解消
大勢の人が集まるイベントを開催するわけにはいかない――。京都府でイベント業を営むA社にとって、新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きかった。イベントの開催は軒並み中止。資金繰りに窮した。そんなとき、知人からある会計事務所のサポート内容を聞いて、非常に驚く。
〈社長の声〉
当社はイベント業を営む会社で、創業時よりクラウド会計ソフトを利用していました。創業と同時に、会計事務所をインターネットで探して顧問契約を締結。その決め手は、税務顧問料が低価格なことでした。業務内容はどこも変わらないだろうと思ったからで、会計事務所には主に決算や申告だけをお願いする予定でした。
会計事務所がそこまでやってくれるのか
創業期の壁を何とか乗り越えた令和2年の春、コロナ禍に直面。ほぼ全てのイベントが4月以降中止となり、資金繰りの不安が募りました。マスコミは「政府や都道府県が中小企業の支援施策を用意している」と報道していましたが、何を、いつから、どのようにしたら利用できるのかが、まるで分かりませんでした。
途方に暮れていたとき、取引先会社の社長さんから「うちは会計事務所が真っ先に情報をくれたので助かった。毎月会社にも来てくれるので、そのときにいろいろ相談をしているよ」という話を聞いて驚きました。うちの会計事務所からはそのような案内は全くなかったし、会社に毎月来て指導してくれるといったサービスもありませんでしたので、そんなに違うものかと愕然(がくぜん)としました。
知り合いの何人かの経営者に聞いてみると、毎月訪問してさまざまなアドバイスをくれる会計事務所と、決算書や申告だけを手伝ってくれる会計事務所との主に二つがあるようでした。前者の方が、確かに顧問料が多少高い傾向はありましたが、びっくりするほどではない金額。経営に関するさまざまなアドバイスや提案をしてもらえることを思えば、非常に魅力的に感じられました。そこですぐに、税理士法人りたっくすの久乗哲先生を紹介してもらって話を聞いていただいたところ、こちらが不安に感じていた課題に対する解決策をその場で示してくれました。
年商と同じ融資を獲得
これからは久乗先生に顧問契約をお願いすることを約束し、金融機関に対する融資の手続きをサポートしてもらいました。その結果、ナント、今後の新規事業で必要となる分も合わせて、年商3000万円の当社に対し、3000万円の融資が実行されることが決まったのです。初回面談時のヒアリングで新規事業にかける私の思いを、久乗先生がくみ取ってくれていたのでした。
「小規模事業者持続化補助金」の申請も含めて、こちらの期待をはるかに超える提案内容に感謝するとともに、これからもさまざまな経営助言をお願いしました。会計事務所を決算と申告だけを手伝ってくれるところだと思っていたのは大きな勘違い――。そのことに今、ようやく気付きました。
〈会計事務所のコメント〉
新規のクライアントですが、面談時にきちんとヒアリングをした結果、新規事業の支援も含めて寄り添ったサポートが必要だと感じました。当関与先企業の社長が考える新たなビジネスの可能性を認識し、それを金融機関との交渉の中で正確に伝えることができたことが、今回お役に立てた要因だと考えています。現在は、TKCの会計システムに切り替えていただき、毎月の巡回監査と経営助言を実施しています。
顧問税理士:税理士法人りたっくす 税理士 久乗 哲 (京都府)