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ドキュメント「会計で会社を強くする」立ち上がる中小企業経営者

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営業自粛や休業要請を乗り越えて立ち上がろうとする中小企業。TKC全国会に所属する11,400名の税理士は、皆さまのもとを毎月訪問して「巡回監査」を実施し、月次決算のお手伝いや経営… もっと読む
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#中小企業

「住宅需要が激減する中で・・・」税理士による適切なアドバイスを受けて積極的に資金調達を進める

新型コロナウイルスの影響で、戸建て住宅の販売仲介を手掛けるA社の売り上げは激減。資金ショートが現実のものとなった。このピンチを救ったのが、伊藤裕通顧問税理士だった。A社の社長は、伊藤先生のことを「中小企業に寄り添って、いざというときに助けてくれる貴重な存在」だと思っている。 〈社長の声〉 当社は、新築および中古一戸建て住宅の販売仲介をメインに事業展開しています。新型コロナウイルスの感染拡大により消費者の買い控えが広がった結果、3~5月の売り上げはさっぱりで、資金繰りが急激に

「金融機関が紹介してくれた税理士の指導を受けると・・・」 業績管理体制の構築をメイン行が 高く評価してくれた

静岡県で製造業を営むA社は、経営再建のさなかにコロナショックに見舞われた。どうしてよいか分からずに困っていた時、メインバンクに紹介された石塚啓治税理士の支援のもと、資金調達の道筋をつける。それは、業績管理体制の構築を着実に進めていくA社長の姿勢を、金融機関が高く評価したからでもあった。 〈社長の声〉 当社は、近年の業績悪化から、中小企業再生支援協議会の支援を受けて経営再建を目指していました。そのさなかに、コロナショックに見舞われ、売り上げが大幅にダウン。資金繰りが悪化し、途

「金融連携による融資で正常先になった矢先に・・・」 月次決算を実践するなかで 「強い会社」へと変貌を遂げる

ネジ製造販売などを手掛けるA社は、八木会計事務所の指導のもとに月次決算体制を構築するなど、「会計で会社を強くする」ことを追求してきた。しかし約10年にわたるリスケ状態から抜け出した直後、コロナ禍に直面。再び大きな危機を迎える。だがそんなA社を、どの取引金融機関も見捨てることはなかった――。 〈社長の声〉 約10年間、リスケ(返済猶予)状態が続いており、そこから抜け出す糸口が見えませんでした。しかし2019年1月に、これまで取引のなかった信用金庫から、政府系金融機関との「金融