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「どこに融資の相談をすればよいのか・・・」 クラウド型の会計システムで最新業績を報告。 迅速な融資実行につながった。

茨城県に本社を置くA社は5月初旬、政府系金融機関からいわゆる「コロナ融資」を獲得した。さらに、民間金融機関からも無利子・無担保で融資を受けることにも成功。その背景には、増山会計事務所の親身なサポートと、TKCのクラウド型会計システムである「FX4クラウド」の存在があった。


〈社長の声〉

輸送用機械メーカーである当社は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2月の売上高は前年の90.5%、3月は84%にまで落ち込みました。しかも今年4月から6月にかけては、材料の仕入れや老朽化した設備の更新を予定していました。あまりの想定外の事態に、茫然自失となりました。

新聞などの報道では、国の緊急融資や助成金、金融機関からの特別融資など、中小企業の資金繰り支援策に関するさまざまな情報が飛び交っていましたが、どれが当社にとって最適なのか、どこに相談に行けばよいのか、よく分かりませんでした。そこでまずは、当社の財務状況を一番理解している顧問税理士の増山英和先生に相談することにしました。

新型コロナウイルスの感染予防のために、増山先生との打ち合わせはテレビ会議で行いました。幸いにも当社は2年前にTKCの「FX4クラウド」を導入しており、増山先生と同じ画面を見ながら話をすることができました。このクラウド型会計システムならではの特長を生かして、今後の業績の見通しについて説明を受けました。

政府系金融機関に融資申し込み
続いて、当社が利用できる資金繰り支援策を自動判定してくれる会計事務所向けシステム(OMSクラウド)の画面を共有してもらいながら、各種融資制度の「適・不適」について解説してもらいました。それをもとに政府系金融機関への融資申し込みから始めてみてはどうかと提案を受け、私も同意しました。

これまで政府系金融機関との取引はなかったため、会計事務所からそこの融資担当者に連絡を入れてもらうことにしました。申請に必要な書類については、「FX4クラウド」から出力した資料をもとに会計事務所の方で準備してくれたので、私はその内容を確認し押印するだけですぐに融資を申し込むことができました。

融資の申請から1カ月半後の5月初旬、政府系金融機関から「融資OK」の連絡があり、4300万円の振り込みがなされました。これでまずは一安心。その後さらに、増山先生の助言をもとにメインバンクの銀行にも相談したところ、実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)も受けることができました。

在宅勤務でも入力作業が可能
今回、スムーズに融資を獲得できたのは、テレワーク(在宅勤務)をしている経理担当者でもデータ入力の作業ができる「FX4クラウド」を導入していたおかげでもあります。これにより、常に最新業績を把握できたわけです。

また、「FX4クラウド」から出力した財務データを、「TKCモニタリング情報サービス」(MIS/※1)を通じて金融機関に提供していたことも、スピーディーな融資審査をしてもらう上で有利に働きました。
増山先生と監査担当の職員さんに感謝の言葉を述べるとともに、当社の参謀役としてこれからも気付いたことは何でも助言してほしいとお願いしました。

※1)TKCモニタリング情報サービス(MIS):企業の同意のもと会計事務所が金融機関に決算書等を電子データで提供する無料のサービス。詳細はこちらから。

〈会計事務所のコメント〉
当関与先企業はクラウド型会計システムの「FX4クラウド」を利用しており、日頃からタイムリーな業績管理を実施されていました。今回のコロナ禍でもクラウド型会計システムの特長を生かして、在宅で経理業務に関する入力作業を継続していたため、これまで取引がなかった政府系金融機関の融資担当者への相談や申し込み書類の提出を迅速に行うことができました。日頃からしっかりとした経理体制の構築に努めてきたことが緊急時にも役立ったという、顕著な事例だと思います。

顧問税理士:増山会計事務所 税理士 増山英和(茨城)




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