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「ラーメン店をオープン直後に」会計事務所の的確な指導により融資獲得に成功

令和元年にラーメン店を開業したいという願いを叶えたのも束の間、新型コロナウイルスの影響により、A社の業績はガタ落ち。誰にも相談できずに悩んでいた時に、知人から紹介された税理士法人桜頼パートナーズ会計の支援によって、社長はラーメン店の経営に対する強い情熱を取り戻していく。

令和元年12月に、千葉県でラーメン店をオープンしました。これからの事業展開に期待をこめて、「令和」の時代がスタートした令和元年に開業したいという思いがあり、何とか駆け込みで間に合わせました。中国で新型コロナウイルスが猛威を振るっているとのニュースを目にしたのも、ちょうどその頃。日本で広がらないことを祈りつつも、まだその時点では、店を軌道に乗せることで頭がいっぱいでした。

3月になって売り上げがほぼゼロに
年が明けて、徐々に新型コロナウイルスの感染が拡大し、千葉県でもスポーツジムでクラスターが発生したとのニュースが流れました。その頃から店の売り上げが減少しだし、資金繰りが厳しくなってきました。

実は創業と同時に、政府系金融機関に融資を申し込みましたが、その時は残念ながら断られてしまいました。急きょ県の融資制度を利用しましたが、調達できた金額は少なく、もともと準備していた開業資金と合わせてもギリギリの状態でした。それでも「店の売り上げが順調に伸びてくれれば何とかなる」と信じて踏ん張っていました。

しかし2月以降、新型コロナウイルスの影響で売上高が激減し、3月に入っていよいよゼロに近い状態に。創業時から税務・会計のことは後回しにしていたため、顧問をお願いしている会計事務所もなく、誰にも相談できずに一人で頭を抱えている状態でした。

会計事務所の指導のおかげで融資獲得
そんなとき、私を心配した知り合いから税理士法人桜頼パートナーズ会計を紹介されました。店を守るために何をどうしてよいか分からなかったので、顧問税理士の氏原崇先生に現状を素直にお話しして、今後の対応について相談しました。すると氏原先生は、「まずは日々の現金出納からしっかり行うこと」「単年度の計画を立てること」「月次での締めと業績管理を徹底すること」などのアドバイスに加えて、「このままでは当然資金が枯渇してしまうので、もう一度、政府系金融機関に融資の打診をしましょう」と提案してくれました。

氏原先生の指導に基づき、諸々の準備を整え6月に再度融資を申し込んだところ、300万円の融資を受けることができました。少額ではありますが、当社にとっては非常に貴重な資金となりました。

昨年、当社と同じ時期に開業した同業者がいましたが、あまりの厳しさに自主廃業を選択したといいます。今回、会計事務所に一から指導していただき、どうにか当面の資金を調達することができました。氏原先生には感謝の言葉しかありません。味で勝負するラーメン店として、今後しっかり事業を軌道に乗せてまいります。

〈会計事務所のコメント〉
運転資金が枯渇する中、ギリギリの状態で当事務所に相談に来られました。まずは資金の状況をしっかり把握することが重要と考え、月次顧問契約を結び、TKCの会計システムをフル活用してもらいました。その結果、会計が持つ力を理解していただくことができたと思います。これからも、おいしいラーメンで地域住民の方々をうならせていただきたいと期待しています。

顧問税理士:税理士法人桜頼パートナーズ会計 税理士 氏原崇(千葉県)    



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