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ドキュメント「会計で会社を強くする」立ち上がる中小企業経営者

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営業自粛や休業要請を乗り越えて立ち上がろうとする中小企業。TKC全国会に所属する11,400名の税理士は、皆さまのもとを毎月訪問して「巡回監査」を実施し、月次決算のお手伝いや経営… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

「会計事務所によって業務内容がこんなに違うのか・・・」会計事務所の経営助言で コロナ禍中の悩みが解消

大勢の人が集まるイベントを開催するわけにはいかない――。京都府でイベント業を営むA社にとって、新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きかった。イベントの開催は軒並み中止。資金繰りに窮した。そんなとき、知人からある会計事務所のサポート内容を聞いて、非常に驚く。 〈社長の声〉 当社はイベント業を営む会社で、創業時よりクラウド会計ソフトを利用していました。創業と同時に、会計事務所をインターネットで探して顧問契約を締結。その決め手は、税務顧問料が低価格なことでした。業務内容はどこも変

「スポーツジムを自主休業。その後・・・」財務情報の開示に積極的な姿勢が評価されプロパー融資を獲得

静岡県でスポーツジムを経営するA社長は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県から休業要請が出る前に自主休業を決意したという。資金繰りに不安を募らせるA社に地元金融機関が救いの手を差し伸べたのは、財務情報の開示に積極的な姿勢が評価されたからだった。 〈社長の声〉 今年2月末、テレビのニュース番組で、静岡県内で初となるコロナ感染者が確認されたという報道が流れました。しかもスポーツクラブに通っていた方のようです。中国で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる危機が、とうとう

「中国製部品が納入遅延になり、資金繰りが不安に・・・」部門別管理と資金繰りの見える化で金融機関の信頼獲得

自動車部品の製造を生業(なりわい)とするA社は、税理士法人深田会計の指導のもと、部門別業績管理や予実管理を実践することで、少しずつ強い会社に変貌を遂げていた。そんなA社がコロナ禍の中でスムーズに融資を獲得できたのは、財務情報を積極的に金融機関に提供していたからでもあった。 〈社長の声〉 宮城県で自動車部品製造の仕事をしています。会社の成長に伴い、取引先も増え、業務内容や管理項目が複雑化していきました。その結果、会社の実情が今ひとつ把握しづらくなっていると感じていました。業績

「あの時の決算書の開示が・・・」わずか2週間たらずで500万円の融資を獲得

愛媛県で飲食店を営業するA社長は、コロナ危機のさなか、会計事務所の支援のもと、政府系金融機関から500万円の融資を受ける。わずか2週間足らずで融資が実行されたのには、ある理由があった――。 〈社長の声〉 今年3月上旬、愛媛県で飲食店を営む私の店は、新型コロナの影響でその月の団体予約がほぼ全てキャンセルになりました。その後も、客足は減少の一途。これを心配した顧問税理士の高田勝人先生から「政府系金融機関の融資を早めに申し込む方がよい」と助言されました。 申込書類は会計事務所が

「得意先の中国工場が操業停止に・・・」顧問税理士のサポートにより新規融資の獲得に成功

長野県で製造業を営むA社長は、かねてより国の経営改善計画策定支援の制度を利用しながら、経営改善に取り組んできた。順調に経営改善が進む中、新型コロナウイルスの感染拡大により、資金繰りのピンチに立たされる。そんなときにA社長に寄り添ってさまざまなサポートをしたのが、税理士法人mkパートナーズだった。 〈社長の声〉 長野県で製造業を営む当社は、平成29年から、認定経営革新等支援機関でもある税理士法人mkパートナーズの協力のもと、国の経営改善計画策定支援事業(405事業/※1)の承